北斗市内では年間約100件の心肺停止が起きています。
北斗市立谷川小学校(福井博志校長)は毎年、いざという時に必要な応急手当を身につける事を目的に北斗消防署の救急救命士を講師として招いて、命の授業「救急救命講習」を実施しています。今年は新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえて、感染対策を念頭に置いた手法を学びました。
5、6年生は体育館でフェイスシールとマスクを着用しながら、胸骨圧迫法及びAED(心臓に電気ショックを与える医療機器)を使い、救急車が到着するまでに必要な応急処置を、訓練用の人形を使って体験しました。また、呼吸の確認はソーシャルディスタンスを保つため、傷病者の顔と救助者の顔があまり近づき過ぎないように注意し胸やお腹の動きで判断、胸骨圧迫時は傷病者の鼻と口にハンカチやマスクかぶせて飛散を防ぎました。
講習後、代表の児童は「日常ではめったに起きない事ですが、必要な事が起きた時には頑張って実践します」と挨拶しました。
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